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あなたがいれば強くなる。

第8章 闇の中まで届くように




「君もさぁ、少し立場をわきまえたほうがいいんじゃないの~?」


黄猿は何もしゃべらない私を横目に

ため息をついた。


「私には立場なんて…ないよ。
みんなのそばにいられる立場じゃない。」



「…鬼姫なんて、なるもんじゃないねぇ~」


べつに、なりたくてなったわけじゃないし…。


「……」





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