• テキストサイズ

あなたがいれば強くなる。

第8章 闇の中まで届くように




「この島にいる海兵全員に告ぐ!
駐屯地に全員集合せよ!」


街のサイレンでいわれる。


「…ねぇ、どうして集めるの?」


「俺は止めたんだけどねぇ、シズナが少しでも裏切ったからでしょうよ」

青雉がため息をつく。


「っ!、あれは!
でも、センゴクが先に攻撃して私を裏切ったじゃない!」


また、


また、私のせいだ。


なにもできない。

自分の気持ちでみんなを傷つけることになったんだ。


「………」


あぁ。もうなにも聞こえない。

青雉がなにか言ってるみたいだけど……

なにも、見えないし聞こえない。



/ 288ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp