第1章 タイムスリップ
今日は七夕
私の誕生日
ついこの間まで当たり前に一緒に過ごしていた家族が
あっという間にばらばらになった
父、母、弟と4人暮らしをしていたが、
1週間前に交通事故でみんないなくなった
家族が死んじゃったなんて今でも信じられないけど…
これからは私ひとりなんだ…
考えるだけで泣きたくなるが
李衣の涙はもう枯れきったようだった。
今年は高校受験も控えてるから学校にも行かなければならないが、
これからの生活費やその他諸々、生きていくために必要な支援はこれからどうしたらいいのだろう…
李衣は途方に暮れていた。