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明晰夢【進撃の巨人】

第2章 幕開け


ゆっくり目を開ける。

まだ頭がぼんやりする…。

それに視界がまだぼやける。

夢…の中だろうな。

徐々に目が慣れてきた。

スゥッと目を開く。

良く見える。

此処は…街だろうか。石畳の道と並ぶ大小様々な家。

レンガ造りな家の感じからして、欧州や北欧系が舞台の世界だろう。

……………。

あぁ…思い出した。

此処はきっと進撃の巨人の世界だ。



空を見上げる。

暗い。

いや、黒い雲が空を覆っている。曇り空か。


明け方か…? 人の往来が全く無い。


そういえば、結局俺は何者なんだ?


そう思い、見上げていた視線を下に移す。


「…………え?」


服が赤く染まっている。血?

怪我している? いや、違う。

痛くない、何処も痛くない。


手を見る。


赤く染まっている。血?

怪我している? いや、違う。

痛くない、何処も痛くない。


じゃあ、この血は何? 誰の?

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