第4章 こんにちは二次元
ぼんやりとした視界。
眩しさで目が開けられない。
木漏れ日からに射し込む光は嫌がらせかと言わんばかりに光を当てにくる。
寝ていても不意に顔に光が当たると目が覚めるものだ。
例え曇っていようが雨だろうがちょっとでも強い光が当たると起きてしまう。
嫌でも起こされる。
アイマスク買おうか・・・。
って思ってもう何年になることか。
目を瞑ったまま、今までのことを思い出す。
この世界の時間軸は超大型巨人の出現のあった第1巻の『845』から一ヵ月後だった。
主人公のエレン達がまだ訓練兵団に入る前…多分今は10歳だ。
四巻まで読んでいたから幸いその世界で起こるこれからの出来事も大体覚えている。
ただ、このオリジナル設定が入っているからイレギュラーもあるかもしれないが。
この年から五年後、また現れるんだよな・・・・・・。二年後にエレン達は訓練兵団に入るから、その頃には此処も解散して元の兵科に戻っている筈だ。
ユサユサ。
アイリスかな・・・・・・
「隼人くーん。朝だよー。おきなよー?」
寝起き早々五月蠅い・・・
隼人「・・・あれ?」