第12章 日本の夏! 壁殴りの夏!!
昨夜は何かおかしな事を言ってしまった気がする。
相当疲れていたのだろう。
現に今、リックは寝惚けているのか俺と同じベッドで寝ているし相当疲れているのだろう。
にしてもこう、あれですな。女の子が隣で寝ているって中々の場面ですな。
ワイシャツ1枚ではだけた胸元が眩し……い………… 。
いや、おかしいだろ。
なんで俺のベッドにいるんだ。そしてワイシャツ1枚なんだ。
おおお落ち着けレオンハルトそうだきっと寝惚けて入ってきたんだうんそうだ。
取り敢えず起こさないように起きよう。
そして顔を洗おう。
外にある井戸水を組み上げて頭から水を被る。
その天然の冷たさがボーッとした頭を引き締めてくれた。
よし、少しスッキリした。
昨夜もそうだがちょっと疲れてるのか。
……大体夢の中で疲れるって言うのも、変な話だ。
全然帰れないが、まさかもう起きませんってこと無いよな?
まぁ、この世界ならそれも良いかもしれない。
リック「はい、タオル」
アイト「おわっ! いたのか……」
リック「さっきから居た。全く反応してくれなかったけど」
全然気付かなかった。にしてもさっきまで寝てたのにもうしっかり動いてやがる。
アイト「リックも顔洗うか? 寝起きだろ?」
リック「え? あー……そうだね、うん」
少し悩むようすが気になったが頂戴することにしたようだ。
それから何故かリックが常時眼鏡をするようになった。