第40章 -悪魔-(青峰大輝)
-おまけ-
背中を押され、勇気を出し、
別日の青峰社長と
秘書のすみれとのお話を…
*------*
-すみれside-
「なぁ、すみれ、コレ着ろ。」
「え⁇」
とある平日の昼間、社長室で
突然青峰社長が渡してきたのは、
セーラー服。
しかもただのセーラー服ではない。
かなりのミニだ…。
下着が透けそうな安っぽい生地…。
「な、な、なんですか、コレ⁈
こんなの着ませんよ⁈」
わたしはドン引きして後ずさる。
「てゆぅか、大輝ってこういう趣味あっ…」
「ちげぇよ。
さつきがこの夏の
新しい下着のデザインに、
最近流行ってるセーラーとか
コスプレのラインを作るらしくて、
安いのから高いのまで、
資料でコスプレ集めてんだよ。」
そう言った大輝は、たくさんのコスプレを紙袋から出した。
「夏の新デザインと、
わたしが着るのと、
どう関係があるのよ⁈」
仕事中なのも忘れ、
わたしはうっかり素で話してしまう。
「ん?普通に着たら、
どうなるのかと思ってよ♪」
「〜っ‼︎ヘンタイッ‼︎」
「じゃあ、他の社員に
試着させてもいいのかよ?」
「なっ…⁈」
そ…そんなの…絶対イヤッ‼︎
「わ…わかったわよ…」
わたしは渋々
セーラー服を受け取り、
試着室へ入り、着替えをした。