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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第1章 はじまりーそしてとまどい。


【悠side】



悠「ーー花音っ!待てよ!」





呼び止めたときにはすでに遅く花音はホームに降りていた。



彼女を離したくなくて、そばにいきたくて進もうとするが目の前にはドアがあって近づけない。




ーーーくそっ何で開かねーんだよ!





ホームの上に立つ花音は小さく会釈すると後ろを向いた。



こっちむけよ…
花音……!





無情にも電車は発車する。


離れていく小さな後ろ姿。





きっと泣いてるな、あいつ…
どうせまたいっぱいいっぱいになってんだろ





体に残る花音の感触ーーー





あんな顔してたくせに…
何で逃げたんだよ…




もう見えなくなった駅のホームを見つめる。






次は絶対

逃がさない。





ーーーー素直に俺を求めろよ




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