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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


「…のぉ、アギト」

『あ?』


俺はマスターに呼ばれてカウンターに向かった。
ギルダーツもいるのか。


「ミストガンの事は残念じゃったが…そのエドラスとやらで元気にしてる事を願おう」

『ははっ、元気に決まってるよ』

「あぁ このギルドで育ったんだ、元気に決まってる」

『それにエドラスにも俺はいる 心配いらねぇさ』

「…そうじゃのぉ」


しんみりしちまってるなーマスター。
ジェラールの事は何も心配いらねぇのにさ。


「そうだ! なぁなぁ、アギトはどうだったんだ?」

「「「あー!」」」

「もしかして最弱?」

「いや、"強"じゃなくて"恐"だからなー」

「どんなだったんだ?」


あー俺の話か。


「アギトはエドラスでも最強だったぞ」

「強い方でね」

「へぇー」

「じゃあ何が逆だったんだ?」

『俺は女になってた』










「「「ええぇえええぇええええ!?」」」



『うるせー…』


「アギト女だったの!?」

「妖精の尻尾の女最強だったよ」

「"男に生まれたかったー!!"が口癖だったなー」


「「「エドラス行きてー!!」」」


『だから無理だって』





…いろんな意味で。




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