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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


「コラァ邪竜! 火竜! 小娘ぇ!
 俺のリリーと虎猫、青猫、白猫勝負させろやぁ!!」


誰だ俺の癒しを邪魔するのは。
あー、ガジルか。
テンション高ぇなー。


『てか邪竜って久し振りに言われたぞ』


初めて呼ばれたのは…アレか。
S級クエストの帰りに不意打ちされたとき。
勿論返り討ちにしたけどな。


「ア?」

「アンタもエライ奴に目ぇつけられたね」

「あう…」

「のぞむところだぁ!」

「ギヒ」

「のぞまないでよ」

「言っておくが俺のリリーは最強と書いて最強だぜ」

「ハッピーは猫と書いて猫だぞコノヤロウ」

「へー…じゃあアギト、俺は?」

『そうだなー、お前は狩人と書いて狩人(ハンター)だ』

「あのさ…オイラ一瞬で負けちゃうよ?」

「だらしないわねー…やる前から諦めてどうすんの?」

「オイラ期待されてる!」


相手の悪さに先程まで弱気だったハッピーだが、シャルルの言葉を受けてやる気を出したらしい。
だが、そんなハッピーにリリーは掌を向けて「よせ、」と言い放った。


「こう見えても向こうでは師団長を任されていた
 無駄な喧嘩は怪我をするだけだ」

「俺も隊長やってたからな 止めておいた方が良いかもしれないぜ」

「意外と大人なんだな?」

「奴らが幼稚なのでは 仲良くやろうぜ、ハッピー、シャルル」

「二人ともよろしくな こっちの世界のエルザ隊長も」

「エルザで良い これからよろしく頼む、ルーク」

「よろしく



 で、何で本人達が喧嘩してるんだ?」


あ、本当だ。
ナツとガジルに加え、グレイやエルフマンまでもが喧嘩に参加していた。


「激しくぶつかり合う肉体と肉体…ジュビアも!」

「脱ぐな!!」

「久々に暴れるかーっ!」

「おっしゃーっ!」

「いくぞ、ナツー!」

「うわぁ…」


ジュビアが脱ごうとするし、更にはカナ、ビックスロー、ナブまで乱入か。
こりゃあ片付け大変だな。




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