第5章 さらば、もう一人の友よ
<アギトside>
思念体だった自分の魔力が戻って来たのを感じた。
『始まったんだな…ジェラール』
「ジェラール? ジェラールがやったのか!?」
『あぁ いいかお前等、これから俺が言う事に従ってくれ』
みんな頷いてくれたから、俺はある事を話した。
『…だ どうだ?』
「面白そうじゃねぇか、燃えてきたぞ!」
「ギヒ! いいんじゃねぇの?」
「私、頑張ります!」
ありがとな、お前等。
本当に俺は素晴らしい仲間に恵まれたよ。
『今度手作り料理をご馳走してやるよ』
「マジか! アギトの手料理久し振りだー!」
「その前にはまずやるべきことを済ませなきゃな?」
「そうですね!」
あんな激しい戦いした後だってのに元気なヤツだなー。
ま、それが妖精の尻尾ってモンだよな。
さぁて…準備が出来次第行きますか!!