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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


けど、


『お前等、もう休憩は終わったよなぁ?』

「あたりめぇだ! 食ったら力が湧いてきたぜ!」

「ギヒ! 同じく」

「私もです!」

『なら…四人で止めと行こうぜ!』

「「おう!」」

「はい!」


俺は四人に作戦を話した。
みんな口角を上げて任せろと言ってくれた。


[終わるのは貴様等じゃぁああ!]

『ガジル!』

「ギヒ!」


ファウストだっけ?
とにかく王様が空を飛ぼうとしたが、ガジルが先に走り出した。
そしてドロマ・アニムの右足に腕を差し、地面と足をロックして空へ飛べなくした。


『ナツ! ウェンディ!』

「よっしゃあ行くぜウェンディ!」

「はい! "天竜の咆哮"!!」


次にナツが走り出し、ウェンディはナツ目掛けて咆哮を放った。
風の勢いを利用してナツのスピードと威力を倍増させた。


「"火竜の劍角"!!」


ナツがドロマ・アニムの胴体を貫いた。
ついでにファウストも引っ張ってな。


そして…


『邪竜の…』


空中に浮いてる俺はみんなの攻撃兼時間稼ぎで、右腕に5mくらいの大きな魔力の刃が纏われていた。



「これは…幻想(ファンタジー)か…」



ファウストの目には、雄々しくも恐ろしい竜の姿が映っていた。



風を纏い、咆哮を上げる白き竜。

鋭い鉤爪を足に突き刺し、牙をチラつかせる銀の竜。

炎を纏い風を薙ぐ、紅き竜。

そして空から紅い目を光らせる黒炎を纏いし黒き竜。



『飛爪!!』


俺が放った黒き刃は…ドロマ・アニムを真っ二つにぶった斬った。




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