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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


「そんな俺をジェラール王子は拾ってくれたんだ」

『そんな事があったのか…じゃあクロスの情報はルークから聞いたものなのか?』

『あぁ、あともう一人な まだ来てねぇのか?』

「そろそろ来ると思うぜ」


もう一人って誰なんだろう?



…なーんてのんきにしてたのが間違いだった。



「失礼するぜールーク」


扉から金と銀の間くらいの綺麗な髪…へ?


「来たか、ヴィアン」


ヴィアンだとぉおお!?
妖精の尻尾にいねぇと思ったら王国側にいたのかよ!


『久し振りだなぁヴィアン!』

「お久し振りです麗しのお姉様ぁああん!!」


クロスが両手を広げると躊躇なくダイブしたヴィアン。
アースランドのヴィアンと何処が反対なんだろう?
謙虚な後輩みたいなのが大胆な弟みたいになった感じか?


「アレ、そちらの方は…はっ!
 もしやアースランドのお姉様では!?」

『あぁ、苗字がエリュシアンなんだ 羨ましい事にコイツは男だがな』

「お初お目にかかります麗しのお兄様!
 お姉さまの忠実は下僕であり弟のヴィアンです!
 いやぁお兄様になってもその美しさは健在なのですね!
 花顔雪膚なお姉様に容貌魁偉なお兄様は正に傾城傾国させる程の美しさです!!」

『お、おー…ありがと…?』


呪文言ってんのかと思った…。

かがんせっぷ…河岸切腹?
よーぼーかいい…要望怪異?
けーじょーけーこく…刑場警告?

…ワケわからん。




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