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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


夜になり、通路を探す俺達。
俺が手に火を灯すのとナツが松明を持つ事で暗い道を照らした。


「松明持って歩くのって変な気分だな」

「本当なら簡単に火を出せるもんね」


全くだ。
やっぱエクスボール飲んで良かったぜ。


「ここよ」


目の前には大きな岩で塞がれていた。


『この岩を砕けばいいのか』

「えぇ」

『了解 "邪竜の鉤爪"!!』


道を塞いでいた岩を蹴り砕いた。
やっぱりまず足が出るな俺は。

おー、本当に地下通路があった。


「凄いねシャルル」

「本当に通路だわ」

「ちゃんと地下に繋がってるていいけど」


にしても古いな。
今にも崩れそうだ。

それから俺達はシャルルの案内で道を進んでいった。


「おお!」

「何か広い所に出たわね」

「うわぁ」

『……』


何だこの感じ…。

ずっと見られてるような…何か…さっきの道とは違う。




人の気配!



『逃げろ!!』

「ひっ!」

「ルーシィ!!」

「な…何コレ…」

「きゃあ!」

「ウェンディ!!」

「ふぉぼ!」

『ナツ、みんな!』


舌みたいな何かが出て来て、俺はギリギリ躱したがみんなは捕まってしまった。
そしてゾロゾロと隠れてた兵達が出てきた。


「アイツも捕まえろ!!」

「逃げてアギト!」

『バカ言うな!』


俺が仲間を置いて行けるワケねぇだろ!


「逃げてください、アギトさん!」

「ぐぐご(逃げろ)!」


ウェンディ、ナツ…お前等まで…!


『ふざけん…』


『エリュシアン!!』

『っ、クロス!?』


何故かクロスが俺の後ろに現れた。




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