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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


「問題はどうやって王様に近付くか…だね」

「流石に護衛が多すぎて簡単には…」


俺だけ姿消して近付く事は出来るけど、その作戦を使うにはルーシィもいねぇとダメだからな。
護衛をぶっ飛ばすって選択肢は絶対ダメだ。
ジェラールに城の構図を聞いとけば良かったか?
いや、六年も経ってんだから部屋の位置も変わったりしてるか。


「王に近付く方法はあるわ」


そう言ってシャルルが見せたのは一枚の紙だった。
それはただの神ではなく、王都の簡単な図だ。


「元々は城から外へ脱出用の通路だったんだけど、町外れの坑道から城の地下へと繋がってるハズ」


シャルルによると断片的に情報が浮かんで来るらしい。
エドラスに来てから少しずつ地理の情報が追加されるようになったんだってさ。
便利だなー。


「とにかくそこから外に侵入出来れば何とかなるかも」

「おし! みんなを元に戻すぞ!!」

『夜にな』

「アギトの言う通りよ 今は少しでも休みましょ」

「そーいえばクロスさんはどうしたんですか?」

『ちょっと知り合いのとこ行ってくるって言ってたぞ』

「そうなんだー」


俺達は夜になるまで休憩する事にした。
クロスの知り合いって誰なんだろう?




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