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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


王都に着いたがナツ達は見失った。
まぁ魔力を辿れば大丈夫だがな。

にしても…


『…何だコレ』


他の町とは違ってめっちゃ魔力が溢れてた。
魔力で出来た極楽都市だな。


『全てのギルドから魔力を奪って王都に集中させてんのさ
 国民の人気を得るために極楽都市にしてな』

『呆れた王様だな 息子に過酷な六年を送らせて自分はアホなことやってんのかよ』

『だろ?』


全く…本当に親子かよ。
息子の方がしっかり者で立派じゃねぇか。


『にしても…なんか騒がしいな』

『変だな この時期は特に祭りとかはねぇハズだが…』

『祭り…まさか…』

『…そのまさかかもしれねぇな』


俺達は声がする方へ走った。
だが人混みが凄かったから諦め、裏路地から屋根に飛び乗った。
勿論クロスも運んでな。


『チッ、見せモンじゃねぇっつーの』


人混みの中心には巨大なラクリマがあった。
しかも切断された痕があるって事はこれは一部だ。
クロスもそれに気付いたみてぇだ。


『あんなでけぇラクリマ見た事ねぇ…それでも一部なんだな』

『あぁ 他のは何処かに隠してるんだろ』

『こんなでけぇモンを隠せる場所なんてねぇぞ 城の地下か?』

『さっぱりだな』


「陛下ー!」

「バンザーイ!」


ラクリマの前に他の人とは違う装飾をした老人が出てきた。
アレが陛下…国王…そしてジェラールの親父か。




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