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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第4章 再会と離別を同時に


不気味だった空はすっかり暗くなっていた。

レーサーはグレイとリオンが倒し、

ホットアイは愛に目覚め仲間になり、

エンジェルはルーシィが倒し、

コブラはナツが倒し、

ブレインはジュラが倒し、

そしてミッドナイトはエルザが倒したらしい。

六魔将軍は全滅。
だがニルヴァーナは止まる気配が無いな。


ヴィアンを倒した俺は真っ先にジェラールとエルザを探してた。
くそぅヴィアンめ、俺を攻撃する際ニルヴァーナから遠ざける様に仕向けたな。


『いた!』


ジェラールとエルザを見つけた。
つか二人共ボロボロじゃねぇか!


『ジェラール! エルザ!』

「アギト!」

「良かった、無事でなによりだ」

『それはこっちのセリフだ』


全く、ミッドナイトと戦ってその程度で済…アレ、


「アギト!?」

「どうしたのだ!」


何故か視界がブレて体が傾いた。
それをジェラールが受け止めてくれた。


『悪ぃ悪ぃ、何かフラついて…』

「アギトっ…血が…」

『あー…』


どうやらヴィアンと戦った時の傷で血を流して貧血になったらしい。
くそっ、先に止血すれば良かった。





「ジェラール! アギトさん!」

『え…』


凄く聞き覚えのある声に似ている声がしたような…。


「無事だったか、良かった」


藍色の少女にエルザが言った。
え、コレ…夢じゃねぇよな…え?


『ウェンディ!?』

「!! 覚えてくれてるんですか!?」

『当たり前だ! 大きくなったな!』


俺はウェンディの頭を撫でた。
妹みたいで可愛い。


「ふーん、アンタがウェンディの言ってたアギトなのね
 案外いい男じゃない」

「ちょ、シャルル!//」

『えっーと…ありがとう?』


ウェンディはニルヴァーナを止める方法を知ってるかもしれないと思い、ジェラールを探していたんだってさ。
そして今、俺達を見つけたらしい。


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