第3章 折り重なる再開
[エントリーNo.3! ギルドが誇る看板娘! その美貌に大陸中が酔いしれた!
ミラジェーン!!]
「待ってましたー!」
「優勝候補ーっ!」
「本物だぁ!」
「本で見るよりかわいいなぁ」
ミラの登場で会場が一気に熱狂した。
[さぁ、アピールタイム!]
「私、変身の魔法が得意なんで変身しまーす」
そう言うとミラは…
「顔だけハッピー!」
「「「えーーー!?」」」
顔だけハッピーに変身し、
「顔だけガジルくん!」
「ぶーーーっ!!」
顔だけガジルに変身した…。
見ていたガジルも吹き出してしまった。
ハッピーは面白くて大喜びし、エルフマンは唖然とした。
一方ルーシィは優勝候補が自滅した事に喜んでいた。
さて、気を取り直して…
[エントリーNo.4! "最強"の名の下に剛と美を兼ね備えた魔導士!
妖精女王(ティターニア)のエルザ・スカーレット!!]
「キター!」
「エルザー!」
「かっこいいーっ!」
「あれが妖精の尻尾最強の女か」
エルザの人気も凄まじいものだった。
「私のとっておきの換装を見せてやろう…とーーっ!!」
換装の為に渦巻く魔力も演出の様に美しかった。
そしてチョイスしたのは…
「ゴスロリ!?」
「フフ…決まった!」
確かに可愛いのだが、予想外の演出にルーシィは驚愕した。
「アイツもだいぶキャラふぁ変わったな…」
「ウィ…」
赤面しながら悶える様に震えていたマカオとリーダス。
[エントリーNo.5! 小さな妖精! キューティ&インテリジェンス!
レビィ・マクガーデン!!]
レビィは別に服装はそのままだった。
演出の魔法は立体文字(ソリッドスクリプト)。
「立体文字! えーい!」
"SNOW"と雪状で出現。
"BUTTERFLY"とアゲハ蝶をイメージした文字で出現。
"METAL"と鉄やネジで出現。
"FLOWER"と花が飾ってある文字で出現。
「「いいぞーレビィ!!」」
それを見て喜ぶジェットとドロイ。