第3章 折り重なる再開
<side out>
翌日、ミスコン会場。
前日よりも人が賑わっていた。
[マグノリアの皆さん、及び近隣の街の皆さん
昨日はどうもお騒がせしました!
今度こそ! 我が妖精の尻尾の妖精達による美の競演!
ミス・フェアリーテイルコンテスト開催致しまーーす!!
司会者は昨日同様この俺、砂の魔導士マックスが努めます!]
「「「オオオオオォォッ!!!」」」
[エントリーNo.1! 異次元の胃袋を持つエキゾチックビューティ!
カナ・アルベローナ!!]
マックスの声と同時にカナが登場。
[さぁ…魔法を使ったアピールタイムだ!!]
カナは沢山のトランプを宙に撒いた。
[おおっと! カードがカナの姿を隠して…]
カードが剥がれる様になくなると…
[水着に着替えたー!!]
「50万…いいえ、酒代は頂いたわ!」
「水着!? ずるい!」
「成程…その手があったか」
「って、エルザも出るの!?」
「ふふ…勝負と聞くとつい燃えてしまうのだ」
「や…家賃が遠のいて…」
舞台裏で会話していたルーシィとエルザ。
因にマスターは鼻血を出しながら「ウム」と言っていた。
[エントリーNo.2! 新加入ながらしに実力はS級! 雨も滴るいい女!
ジュビア・ロクサー!!]
今度はジュビアが登場。
ジュビアは体を水化し、浜辺な背景と水着に着替えた。
[オオオ! 水着が似合う演出を繰り出したー!!]
「グレイ様、見てますかー!」
「またしても色仕掛けか!!」
続けての水着作戦。
しかし次は、最も強敵に近い存在が来た。