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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


「お前は既に私の術の中 眠れ!


 五重魔法陣・"御神楽"!!」


いつの間に、と目を見開くラクサス。


しかしラクサスは直ぐにニヤリと笑みを浮かべた



「気付いてねぇのはどっちだ?」



「!!」


ミストガンの足元にも雷が潜んでいた。


「ぐぁあああっ!!」


「うおおおっ!!」


ラクサスは真上から巨大な光線を、

ミストガンは真下から大量の雷を喰らってしまった。

それでも二人は視線を外さなかった。
ミストガンはラクサスを捉えようとした。
だがラクサスは体を雷化して躱した。
そのままミストガンに向かって雷を放つ。
しかしミストガンも霧化したので攻撃が当たらなかった。


「チッ やるじゃねぇか」


お互い睨み合い、いつどちらが攻撃を繰り出してもおかしくない空気が漂う。





「「ラクサス!!」」

「!!」

「エルザ!」

「ナツ! 出られたのか、」


ナツとエルザが同時に大聖堂に入ってきた。
それに驚いたのはラクサスでなく、ミストガンの方だった。
ミストガンは帽子と覆面をしているというのに顔を見られるのを恐れた。


「誰だアイツ…」

「ミストガンか…?」


いつもクエストを受注する時は眠らされていた為、対面するのはこれが初めてだった。
しかし、その僅かな隙をラクサスは見逃さなかった。


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