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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


神鳴殿発動まであと6分、カルディア大聖堂。


「降参する気はねぇってか…相変わらず頑固なジジイめ」


ラクサスがそう呟いた時だった。
背後から誰かが歩いてくる足音がした。


「来たか」


振り向くと、ミストガンが立っていた。


「まさかお前がこのゲームに参加するとは思ってもいなかったぜ…」

「今すぐ"神鳴殿"を解除すればまだ余興の範疇で収まる可能性もある」

「おめでたいねぇ、知ってんだろ?
 妖精の尻尾最強は誰か…俺かお前が噂されている事は」

「興味が無いが、私はアギトかギルダーツを推薦しよう」

「アギトは"最恐"だ それにアイツはダメだ、帰ってこねぇ
 同じくエルザもいい線はいってるがまだ弱い」

「エルザが弱い? とんだ節穴だな、お前の目は」

「俺はお前を認めてんだよ、ミストガン
 今この妖精の尻尾最強の座は俺かお前のどちらかなんだ」

「そんな事にしか目がいかんとは…おめでたいのはどっちだ」

「白黒付けようぜ、最強の座をかけて ミストガン いや…



 アナザー…」



「!!」


ラクサスの言葉を遮る様にミストガンは攻撃を放つ。
それに応え、ラクサスも雷を放った。
二つの攻撃がぶつかり、建物のガラスが割れていく。


「その事を何処で知った」

「さあね…俺に勝てたら教えてやろうか?」

「…後悔するぞラクサス
 お前は未だかつて見たことのない魔法を見ることになる」


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