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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


「ラクサス!」

「フリードにビックスローも!?」

「雷神衆! ラクサス親衛隊だ!」

「遊ぼうぜ、ジジイ つーかアギトはいねぇのかよ」

「アギトは評議院じゃ! バカな事はよさんか!
 こっちはファンタジアの準備も残っとるんじゃ、今すぐ元に戻せ」

「ファンタジアは夜だよな さぁて、何人生き残れるかねぇ…」


ラクサスは雷を打ち上げた。
それはルーシィの真上だった。


「よせぇ!」


マスターがラクサスに叫んだ。
雷はルーシィの隣に落ちた。
ラクサスは見せびらかす様にルーシィの肩に手を回す。


「この女達は人質に頂く ルールを破れば一人ずつ砕いていく
 言っただろ、余興だと」

「冗談で済む遊びとそうはいかぬものがあるぞ、ラクサス」

「勿論俺は本気だよ」

「ここらで妖精の尻尾最強は誰なのかをハッキリさせようじゃないか」

「つぅ遊びだヨ」

「あそびー」「あそびー」

「ルールは簡単 最後に残った者が勝者

 バトル・オブ・フェアリーテイル」



突如、ドゴーンッと机が飛び上げられた。


勿論それは重力に従い落下する。


「いいんじゃねぇの? わかりやすくて 燃えてきたぞ!」

「ナツ…俺はお前のそういうノリのいいとこは嫌いじゃねぇ」

「ナツ、」

「祭りだろ? じっちゃん 行くぞ!」


ナツは右手に炎を纏い、ラクサスに向かって走り出した。


「…だが…そういう芸のねぇトコは好きじゃねぇ


 落ち着けよ、ナツ」

「びぎゃああああっ!!」


だがラクサスの雷で再び気絶してしまう。


「このコ達を元に戻したければ私達を倒してご覧なさい」

「俺達は4人、そっちは100人近くいる
 うっわぁこっちの方が不利だぜ ぎゃはははっ!」

「フリだー」「フリだー」「フリフリー」


4VS100のバトルロワイヤル。
制限時間は三時間。
それまでに雷神衆を倒さねば石化した女達を砂にする、と言う。
フィールドはマグノリアの街全体。



「バトル・オブ・フェアリーテイル 開始だ!!」


そう言い残してラクサス達は姿を消した。


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