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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


「オイラが思うに、ギルダーツとアギト抜かしたらラクサスが一番強いんじゃないかな
 あ、ギルダーツってみんなが"親父"って言ってる人ね」

「じゃあアギトとギルダーツって人が戦ったらどうなるの?」

「どうなんだろー 今のとこ30勝29敗でアギトが勝ちってところだよ」

「凄っ!?」

「あ、でもエルザがいるしなー
 ミストガンも強いって噂だし、アギトも認めてるし
 ミラも昔はヤバかったんだよ "魔人"って呼ばれててね」

「魔人!? あのミラさんが!?」

「妖精の尻尾最強決定戦やったら誰が優勝するんだろ!?
 ワクワクするね」

「あたしは身内同士で優劣付けるなんてやだなー」

「あ! コレ渡そうと思ってたんだ」


そう言いながらハッピーは風呂敷の中身の何かをゴソゴソと探す。
そして取り出したのは一枚の紙だった。


「ルーシィお金ないって言ってたでしょ?」

「仕事?」

「じゃないんだけど、」


ハッピーからその紙を受け取る。
内容は来週行われる収穫祭についてだった。
そして右下の方を見ると…


「ミスフェアリーテイル!?」


妖精の尻尾の女の子達の美人コンテスト。
優勝賞金は何と50万Jもらえる。


「ミラとカナも出るけどルーシィだって負けてないよ」

「えーっ!? ミラさんも!?
 だって週ソラのグラビアやってる人よ!?」

「あい 因にアギトもグラビア出た事あるよ」

「へー、アギトも…えぇええ!?」


ミラは普通に週ソラの雑誌を購入すれば手に入る。
しかしアギトは女性又は腐男子向けのものだからルーシィは知らなかった。


「一回だけ罰ゲームで仕方なく出たんだけどそれが大ヒットしてね
 未だに超人気だから裏ルート使わないと手に入らないんだ」

「だから見たこと無かったんだー…で…でもミラさんよりあたしの方が若いし!
 フレッシュな魅力で…いける!  いけるわ50万J!
 ミスフェアリーテイル絶対優勝してやるんだからっ!」

「あれ? さっき身内同士の優劣がどうとか言ってなかった?」

「ハッピ~ンお魚食べてく?」

「ワイロは受け取らないよ」


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