• テキストサイズ

闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


<side out>

「あーあ、いい仕事見つからなかったなー」

ギルドから家に帰る最中の手にはナツのマフラーがあった。
家賃が払えないから一緒に仕事に行こうとナツを誘ったのだが、寝ぼけて調子が出ないとの事。
帰るナツのマフラーを持って阻止しようとしたがマフラーは外れ、そのままルーシィが持っていたのだ。


「…そーいえばアギト…大丈夫かなぁ…?」


ジェイソンが取材に来た日、アギトは評議院に行ったまま帰って来てない。
アギトの安否を心配しながら歩いていると、いつの間にか家に着いた。


鍵を開けて家に入る前に周りを見渡す。

「誰もいない…か 何で自分ん家帰るのにこんなドキドキするのかしら」

それはナツ達が不法侵入するからだが…。
そう考えながら風呂に入り、小説を書き進める。
ご飯を食べて歯を磨いて、寝ようと布団に潜るルーシィ。





「…ん?」

何故か隣に温もりを感じる。
恐る恐る視線を隣に移してみると…。



「ぎゃあーーーっ!!」



ナツが寝ていた。
枕元にはハッピーもいた。


「ん…おはよ、ルーシィ」

「ここあたしん家ー!! てかあたしのベッド!!」

「あい」

「帰れー!」

「ナツのマフラー返してもらおうと思って」

「返すわよ! 返すから出て行って!」


ハッピーの説明によると、イグニールにもらった大切なマフラーだから返してもらおうとルーシィを待ってた二人。
だけど中々帰らなかったから眠ってしまったらしい。
一度起きたがナツがまた寝てしまったからルーシィの家に泊まらせてもらう事にした。

んで、ルーシィをハッピーは妖精の尻尾最強は誰かって話をしていた。


/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp