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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


「ははっ、本当に入っちまうとはな!」

「ジュビア、アカネでは世話になったな」

「およ!? 知り合いか!?」

「みなさんのおかげです! ジュビアは頑張ります!」

「よろしくね」

「恋敵…」

「違うけど…」


マスターとエルザが小声で何か話してる。
まぁ俺には筒抜けだけどな。
マスターはジュビアの事を説得しようとしたらしいが、エルザが大丈夫だと返したところだった。


「ほーかほーか ま、仲良く頼むわい
 それならもう一人の新メンバーも紹介しとこうかの
 ホレ! あいさつせんか」

「! 他にもいるの!?」

『あ、』


マスターの見た先、黒髪で黒服で堅いものを齧る音。
んでもってこの匂いは間違いねぇ。


「ガジル!?」

「何でコイツが!」

「きゃあああっ!」


驚き過ぎだみんな。
まぁ無理もねぇけどよ。
つーかルーシィは流石に失礼だろ。


『よっ、ガジル』

「ん、何だアギトか」

『何だってなんだよ久し振りなのに』

「今度こそ勝ってやるからな」

『不意打ちでなくって時間があければいつでもどーぞ』

「アギト知り合いなのか!?」


えっとなー、俺があの世界に送られる前に違うS級クエストに行ってたんだけどよ。
その帰り道でガジルにケンカ売られたんだよ、返り討ちにしたけど。
勿論ちゃっかり鉄の滅竜魔法も覚えたぜ。
そんで竜の話してたら意気投合して笑いながら帰った、めでたしめでたし。
…って説明した。

だけど闇討ちされたレビィやジェット、ドロイはガジルを快く思ってないみたいだ。


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