第3章 折り重なる再開
『"かった"じゃねぇ 俺はお前を止める!』
「俺はお前を傷付けたくないのに…邪魔しないでくれ!」
聖十と聖十の戦い…。
アギトが…ジェラールと戦うのか…?
しかし…ジョゼの時とは比べ物にならぬ!
本当に天変地異が起こりそうだ。
まずはジェラールが衝撃波を放った。
それに対してアギトは"波動"で弾き飛ばす。
アギトが攻撃を放つとジェラールが"流星"で躱す。
それの繰り返し…決定的なダメージはお互い与えてない。
やはり何処かに迷いがあるんだ…。
「はああっ!」
『くっ、!?』
「アギト!?」
ジェラールがアギトに殴り掛かった。
アギトは腕を交差させて受け止めたが、そのまま動く事が出来なかった。
その理由は露になっているアギトの腕を見て納得してしまった。
「"拘束の蛇"(バインドスネーク) 大人しくしててくれ」