• テキストサイズ

闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


<エルザside>

ジェラールとナツの実力の差は圧倒的なものだった。
素早い行動に威力のある攻撃。
普通の者なら死んでいるかもしれない程。

しかしナツはラクリマを壊されたら困る事に気付いた。

それがジェラールの逆鱗に触れる事になってしまった。


「無限の闇に落ちろ! ドラゴンの魔導士ぃいい!!」


ジェラールがある構えをした。

すると影と光源が逆に伸び、魔力の渦が巻き起こる。
私はナツを庇う様に両手を広げて前へ出た。


「貴様に私が殺せるか!?」


「!!」


「ゼレフ復活に必要な肉体なのだろう!?」


私が必要ならその攻撃を止めるハズだ。
今のナツがあの攻撃を食らったら一たまりも無いだろう。

だが…


「あぁ…おおよその条件は聖十大魔導にも匹敵する魔導士の体が必要だ


 しかし今となってはお前でなくてもよい」


「!!」


「二人揃って、砕け散れ!!」


ジェラールの頭上に黒い魔力の球体が現れる。
だが私は逃げなかった。


「エルザ、どけっ!!」


「お前は何も心配するな


 私が守ってやる」





「天体魔法・"暗黒の楽園"(アルテアリス)!!」





黒い球体が私に放たれる。


「エルザっ!!」


大丈夫だ、ナツ。
お前は私が守ると言っただろう?


「エルザ!!」


「、シモン!?」


その時、大柄の男が私の前に現れた。


それは私のかつての仲間、シモンだった。


「エルザは俺が守る!!」



「止めろぉおお!!」






























『天体魔法・"暗黒の楽園"!!』





「「「!!?」」」


/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp