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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


『悪ぃ、盗み見するつもりは無かったんだ ただ爆発音がしたから…』

「ほう うぬは魔法を見ても怖くないのか?」

『全然? こう見えて魔導士なんだぞ』

「お前もか?」

『あぁ 滅竜魔導士だ』

「!?」

『武者修行として旅してたんだけどここらにはモンスターがいなくてさ
 そっか、アンタ等がいたからか』

「失われた魔法(ロストマジック)の使い手か…気に入った
 うぬは強くなりたいのか?」

『勿論、強くなりてぇ』

「そうか なら私が新たな魔法を教えてやるぞ」

『本当か!?』

「あぁ 私はブレインだ」

「俺はジェラール・フェルナンデスだ よろしくな」

『よろしく 俺はアギト・エリュシアンだ』

「ぬ、男みたいな名前だな」

『は? 俺、男だけど』





「「何っ!?」」

『え、女だと思ってたのか…』

「す、すまない」

「俺も女だと…」

『俺って女に見えるのか…俺女嫌いなんだけどな…』


アギトは顎に手を当てて悩んだ。
いや、悩んで解決する問題ではないのだがやはり子供だったからだろう。


「アギト、何で右目を髪で隠してんだ?」

『…そうだな、二人にだけ話しとくよ』


アギトは前髪を除けて右目を見せた。
そして人体実験された事を話した。
相手の魔法を見て覚える"盗魔眼"の事も。
勿論驚かれたけど聞いてくれたのが嬉しかった。


「そ、そうだったのか…」

「"盗魔眼"にコピー能力か…確かに利用すれば強くなれるだろう」

『だから精々活用させてもらうさ』

「アギトは強いんだな」

『ジェラールも、さっきの魔法凄かったぞ』

「いや、まだまださ」

「よし、今日からうぬは私の息子同然だ わかったな?」

『っ、ありがとうブレイン!』


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