第3章 折り重なる再開
楽園の塔、食堂。
「四角ーー! 何処だーー!」
「ちょっと、此処は敵の本拠地なんだから大声出さないの!」
「もがっ」
ルーシィが手でナツの口を塞いだ。
「下であれだけ派手にやってんだ 今更こそこそしても仕方ねぇだろ」
『あぁ この扉、魔法の力で遠隔操作されたもんだ
俺達は完全に気付かれている』
扉に魔力を感じるからな。
この塔事態少し魔力を帯びている感じがするんだが…気のせいだろうか?
「だったら扉を開く意味が余計にわかんないじゃない」
「挑発してんのか」
「挑発…」
「…お前、なんだその服」
考え込むルーシィを見て、グレイがルーシィの服に気付いた。
ルーシィは気付いてくれたのが嬉しかったのかニコッとして言った。
「星霊界の服! 濡れたままの服着てんのも気持ち悪いし、さっきキャンサーに頼んだの」
『へぇー、星霊界の服って派手なんだな 似合ってるぞ』
「ホント!?/// ありがとう! にしてもアンタ達、よく濡れたままの服来てられるわね?」
頬を少し赤くしたルーシィ。
ジュビアは少しだけ悔しそうだった。
んで濡れたままの服のはずのナツとグレイに尋ねた。
「こうすりゃすぐ乾く」
見るとナツが全身炎を出して、グレイがそれにあてている。
「あら! こんな近くに乾燥機が!? アギトは?」
『同じ服に換装した』
「良かった まともな考えの人がいて…換装って便利ね」
『確かに、結構便利だな』
その時、
「居たぞー!侵入者だー!」
更に兵達が来た。
が、
「ぐほぉ!」
「がっ!」
「ふぉ!」
突然現れたエルザが切り捨てた。