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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


『お前ら! ジェラールと何の関係があるんだ!?』

「みゃあ? 君、ジェラールの知り合い?」

「答える義務は無い それに、お前は傷付けてはならない」

『どーゆー意味…なっ!?』


アギトの足元に黒い魔法陣が展開され、鎖が出現した。
素早くアギトに腕や足や腰、至るところに巻き付かれた。


『ぐっ…何、だ…これっ!』


四人は一瞬驚いたが、まぁいいかと何処かへ行ってしまった。


「アギト! しっかり…うああっ!」

『ルーシィ!? この野郎っ…邪竜の、剣牙ぁ!』


魔力で黒い剣を造り出し、鎖を断ち切った。
急いで剣を持ってルーシィの所へ近付き、紐を斬った。


「いてて…助かったわ、ありがとう!」

『いいさ だが、エルザが連れて行かれちまった…俺はナツの所へ行くからグレイを頼んだ』

「わかったわ!」


ルーシィはグレイがいたカウンターへ、アギトはナツがいたビンゴゲームの所へ走った。



『ナツー! ハッピー!』

ビンゴゲームの場所はボロボロに壊されていて瓦礫ばかり。
ナツとハッピーの場所がわからなかった。


…と思ったら、


ドゴオオンッと炎が舞い上がった。


「痛えーーーっ!!」

『あ、見つけた』


足をバタつかせながらナツが現れた。


「ぶはぁ! 普通口の中に鉛玉なんかブチ込むかよ!?
 痛ぇだろ! 下手すりゃあ大怪我だぞ!」

『普通の人間ならアウトだろうがな』

「ん? お、アギト! お前は無事だったんだな」

『おう』

「良かった! あんの四角野郎ぉぉ…逃がすがコラァアアア!!」

『あ…行っちまった…』

「アギト!」

『ん? グレイ! 無事だったのか』

「まぁな、ナツを追うぞ!」

『おう!』

「追うって言っても何処にいるのか…」

「アギトとアイツの鼻の良さは獣以上なんだよ」

『俺もかよ…否定しねぇけど』


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