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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


数日後、評議員フィオーレ支部。

何の用で呼ばれたんだろう?
マスターは裁判の方に行っちまったし、俺は別の会場の前で待つ様に言われ、ポツンとしていた。
まだ誰も来てないからだ。


「アギト殿、お久しぶりです」

『ん? あ、ジュラ!?』


声をかけられたので振り向いた。
そこにいたのは、【蛇姫の鱗】(ラミアスケイル)の聖十大魔導士、"岩鉄のジュラ"だった。
二年じゃああんまり変わってねぇな。


「貴方程のものがナルガクルガ如きで苦戦するワケないと思ってましたよ」

『久し振りだな それよりも、何で俺は此処に呼ばれたんだ?』

「!? 知っていたから来たのではないのですか!?」

『?』

「そいつにはまだ話してないからな 事情を知らないのも無理は無い」


また誰か来た。
それは数日前に会った…


「ジークレイン殿!」

『ジーク!…ちぇ、今日は思念体か』

「思念体で悪かったな 本体はまた後で来るさ」

『そっか で、俺は何の用で呼ばれたんだ?』

「全員揃うまでのお楽しみだ」


そう言って去るジーク。
くそぅ楽しそうにニヤニヤしやがって…!


『ジュラ、全員って?』

「貴方のマスター、マカロフ殿以外の聖十大魔導達の事ですよ』

『聖十!? 何で!?』

「それは貴方がマカロフ殿と同等の魔力の持ち主であり、【幽鬼の支配者】のマスター、ジョゼ・ポーラを倒したからです」


どうやらジョゼを倒した所為で、他の聖十大魔導士達に目を付けられた様だ。


「げっ!? 俺、かなりまずい事しちゃったみたいな状況!?」

「? いえ、ジョゼの事は自業自得としか言いようがありません
 今回の事は別にありますから」

『別の事?』

意味が分からねえ。
そして、聖十大魔導達と本体のジークが集まった。
つか、ジュラさんとジーク以外の人達、フード被ってて顔が見えないんだけど?

それから、集まって何をしたかと言うと…








なんと、








称号、








貰っちゃいました。










聖十の称号を。


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