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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


『お前等、何だその姿?』


俺の目の前に現れたのはカオス達だ、それは間違いない。
だが"ジン"としての姿じゃなくて…人間と見分けが付かない姿をしていた。
髪型や服装は変わってねぇけど、青い肌じゃないし身長が普通の人間と同じになって足もあった。

カオスは黒髪に黒い瞳。
ガイアは紺色の髪に紺色の瞳。
あと肌の色がシャルルカンみてぇに褐色だな。
イフリートは蒼髪に蒼い瞳。
つーか俺が魔装した時に変わる髪の色と同じだな。


「あの姿じゃあこの世界と相性が合わねぇらしい」

『へー』

「ア、ギト…この者は?」

「スゲーどっから来たんだ!?」


エルザが戸惑いがちで、ナツは興味津々で尋ねてきた。


『まーお前等にわかりやすく例えると星霊みたいなもんだ』


ジンとか金属器とか面倒な説明は省かせてもらおう。
だってどーせ覚えられねぇだろうし。


『黒髪の奴がカオス 光と闇の力を操るが基本闇の力を使う
 紺色の奴がガイア 剣を自在に操る力を持ってる
 蒼髪の奴がイフリート 蒼い炎を操る力を持ってる』

「よろしくなー」

「世話になる」

「よろしく!」


俺が紹介すると三人も一言挨拶した。


「闇の力かー アギトと一緒だな」

「おう」

「剣を扱うのか 是非私と手合せ願いたいものだ」

「楽しみにしておこう」


カオスはグレイ達と、ガイアはエルザ達と話始めた。
アレ…イフリートは?
俺はイフリートを目で探した。


「お前も炎の魔法使うんだな!」

「おう!」

「俺もなんだ! 火の滅竜魔法!」

「あーアギトの言ってたナツってお前?」

「おう!」

「確かアギトと同じく炎食えるんだよな? 食ってみるか?」

「マジ!?」

「いいぜ」

「(モグモグ)…美味ぇ! こんな炎初めて食った!」

「だろ!」

「てか蒼い炎なんだな! 綺麗だ!」

「サンキュー!」


…一番盛り上がってらー…。
まぁ何はともあれ良かった、この世界でも問題なさそうだ。

この宴会は俺の帰還祝いとカオス達の歓迎祝いって事になって更に盛り上がった。


…次の日評議院に呼び出しを喰らうまで、な。


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