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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第3章 折り重なる再開


歓迎会と言う名の勝負が終わって戯れていた時だった。



(アギト、お前の苗字ってなんなんだ? 俺は"ドラグニル"だ!)

(ははっ、正しく滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)に相応しいな
 俺は"エリュシアン"だ)

(かっこいいな!)

(サンキュ 俺は元々苗字が無くてな、育ての親のドラゴンが付けてくれたんだ)

(何!? アギトもドラゴンに教わったのか!?)

(ナツもか?)

(おう、俺はイグニールってんだ!)

(俺はエリュシオンだ)

(? 一緒じゃね?)

(最後二番目の文字が違うんだ 俺は"シアン"でエリュシオンは"シオン"だ)

(そっか! アギトも…7月7日に突然ドラゴンがいなくなったのか…?)

(? いや? 見送ったぞ)

(え!?)

(行かないといけなくなった、って
でも離れてても私の息子なのには変わりはない、って言ってくれたんだ
だから自分の名前に似た苗字にしてくれたんだよ)

(良い父ちゃんだな!)

(、あぁ!)



「へー、そんな事があったんだー」

『苗字が無い俺に"親子の証"として与えてくれたんだ』

「親に似た名前が"親子の証"かぁ…素敵ね!」

『サンキュ』


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