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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


妖精の尻尾に入り、ナツ達との勝負に勝った二日後。
そしてラクサスに勝った翌日。
早速アギトは依頼板(リクエストボード)を眺めていた。


『んー…いいのねぇなー…』


魔法学校の手伝い。
呪いを解く解除魔法。
ステージを盛り上げるショー。
中には探し物など魔法が使えなくても出来る依頼まであった。


「どうしたアギト、仕事に行くのかぁ?」


振り向くとナツがいた。
いつものマフラーに元気な笑顔。
アギトもつられて笑い返した。


『そうなんだけどさ、いい仕事がねぇなーと思って』

「どんなものがいいんだ?」


次に声をかけたのはエルザ。
アギトの実力を認め、且つギルドの事を詳しく知らないアギトに先輩として手助けしてくれる。


「つーか、今まではどーしてたんだ?」


反対側に現れたのはグレイ。
また服を脱いでいるのは言わないでおこう。
聞くと氷の造形魔法の修行をした時の癖で身に付いてしまったのだとか。


『モンスターの討伐とか、護衛や警備とか…あ、闇ギルドの殲滅とか』

「「「闇ギルド!!?」」」

『え、んな驚く事か?』

「驚く事だろう!!」

「じじじ、じっちゃーん!!」

「アギトがーー!!」


信じられないと言った感じで叫ぶ三人。
ナツとグレイはマスターの所へ走って行った。


「ゴフッ!?」


二人に話を聞いたのだろう。
暫くしてマスターが酒を吹く音がした。


「こ、これアギト! 一体何処の闇ギルドを潰したんじゃ!?」

『えっとー…【悪魔の心臓】の傘下ギルドの【悪食の大罪】、【毒蛇の幻影】、【天狗の翼】、あと名前忘れたけど二つくらい』

「!? ひひひ一人でか!?」

『一人で』

「~~~~~!!!」


マスターが声にならない叫びを上げたとかなんとか…。


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