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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


「エルザ!?」

「おいおい、マジかよ!?」


ギャラリーはエルザの負けかと思った。
しかしアギトはまだ黙って炎を見つめていた。


「はあぁ!!」


黒い炎を赤い刀が切り払った。
そこからエルザが現れ、"炎帝の鎧"(子供用)に換装していた。
"炎帝の鎧"は耐火の能力を持った鎧だから無事だったのだ。
炎の渦から逃れたエルザは地面に膝を付いて着地する。


「凄いな…」

『エルザの方が凄ぇよ。俺は武器だけだけど、エルザは鎧ごと換装するんだな』

「まぁな、だが…」


エルザが言葉を区切った直後、ピシピシ…と鎧に罅が入った。
そして、右肩の部分がパキンッと砕けた。


「私の負けだ」


鎧の破片が落下するのと同時に、エルザが負けを認めた。


「勝者、アギト!」

「「「オオオオオオッ!!」」」


再びマスターの判定で勝利したアギト。
すると気絶していたミラが意識を取り戻したらしく、頭を掻きながら起き上がった。


「くそー、次は絶対勝ってやるからな!覚えとけ!」

「ああ、私もだ。次は負けないからな!」

『次も勝ってやるぜ』

「アギト!今度また俺と勝負だ!」

「俺だって負けねぇぞ!」


ナツとグレイも勝負を申し込んできた。

すると徐々に皆が集まって来て、



「「「「「ようこそ、妖精の尻尾へ!!!」」」」」



笑顔で歓迎してくれた。


『…あぁ、よろしくな!!』


その後、しばらくワイワイやってたが、いつの間にか滅茶苦茶に騒いでた。
そして宴会へと発展していったのだった。


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