第3章 恋?いえ、それは鯉です。
「はぁ…」
万事屋まで着いたのはいいものの。
中に入れない。
まだ帰ってきてなかったらどうしようか。
もしかして私がいるから帰ってこいのか、
なにかしたつもりなんてさらさらないけど、
気づかないうちになにかしてたのかも、
「どうしよう…荷物だけ置いて出てっちゃうかな…」
ガラリ……
「おそいんじゃないの~?こんな時間までな~にしてたの~?」
下げた目線をおもいっきり上にあげた。
「ぎん、とき…」
「なんだよ、ここは俺の家だっつの
なんでいるのみたいな顔するなよ
ったくなんつう素っ頓狂な顔してんだー?
それじゃお嫁に行けやしねー「おかえり!!!」」
ぎゅっ
「ぐはっ!」
「甘いの買ってきたの!!
これ全部銀時に」