第3章 恋?いえ、それは鯉です。
「銀時なにが好きなんだ?」
「あらお嬢ちゃん、前にも来てくれてたよねぇ?
前と雰囲気が違ったから驚いたよー」
甘味屋のおばあさんが私を笑顔でむかえた。
「そんなに違いますか?」
みんなにも言われるし、やっぱり変わったんだろうけど…
「それに前より綺麗になったよ
さて、今日はなにをさがしてんだい?」
「あの、知り合いが甘党で…」
「あぁーあの坂田さんかい。」
にやにやと笑っている。
「っ、とりあえず、甘いのください。」
はいよ、と笑いながら店を回って甘いのを選び出す。
「私ってわかりやすいのか?」
だめだなぁこれじゃ。