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緋ノ鬼
第2章 バカには何を言っても変わらない。
私には居場所なんて必要なかった。
温かい気持ちなんていらなかった。
でも、このひとに、
私は変えられそうだ。
「うん。」
「ほら、」
伸ばされる手。
私は少しほころんでその手を掴んだ。
でも、本当に銀時達と馴れ合ったときは、
お別れのとき。
今は、それに近づいてきている。
それまで、私自身この気持ちに確信しませんように。
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