• テキストサイズ

緋ノ鬼

第2章 バカには何を言っても変わらない。




「で、僕の船でなにしてんの?」


「しゃべらないで。」


この男の言葉と共にふつふつとあの記憶が蘇る。


怒りが込み上げる。



「殺気だされてもなあ」


「しゃべらないでって言ってるでしょ。
殺しそうだから。」


「殺せば?」

「今は…したくない。
だから目の前から消えて。」



「僕の船なのに~やな言い方だネ~」

こいつの言葉には人を苛立たせる力があるのか



「……銀時たちに先に帰ったって伝えて。」



また次来ればいい。

銀時たちが帰ってきてすぐに一人できて殺す。




「また会おうね」


そんなこと言われなくてもすぐに会うわ。



絶対に仕留める。



起こさないように銀時の頭の下に丸めた座布団を置いて帰る。









/ 201ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp