第1章 縁も所縁もありませんけど。てかなにそれ美味しいの。
『腹へったなー。
あ、そういえば新八くーん、この間の給料まだやってなかったよなー?』
『え!?あるんですか!?』
『銀さんを誰だと思ってるんだー?
ほらよ。』
新八の手には三千円が置かれた。
『少ないですけど、やったぁ!!『ってことで、それで晩飯よろしくー』』
『『『ふざけんなぁぁぁーー!!』』』
「って、いつもあぁなのか?」
「そうですよ、ありえませんよね?」
「…ありえない。
だけど、なぜそれならまだそばにいる?」
そういうとメガネくんは立ち止まって
少し黙って、また顔をあげ私の方をみた。
「なんででしょうね苦笑」
彼の顔は、苦笑いするわりには
幸せそうに見えた。