第6章 愛よ、力の元となれ。
「銀時!」
「やぁお侍さん。」
「銀時!
やぁお侍さん。
じゃないんですけどぉ!?
イヅナもさ、なに緩んでんの?
バカなの?なに連れ去られちゃってんの?
アホなの?」
「バカとかアホとか言い過ぎだろ!!
どんだけツッコませるんだよこんの天然パーマ!
最初っからここまで大分キャラ変わってきてんだよコノヤロー!!!!!」
作者のせいだよ!
「なに漫才してんの。やめてくれる?」
「お兄さん、ちょいと喧嘩はやめとこうやー。
幕府の犬どもがおっかけてるみたいだぜ。」
「…まぁいいヨ。
お侍さんを殺すのはもったいないし。
それに、
イヅナにも期待してるから。
今度会ったときは殺し合ってから、
愛し合おうヨ。」
ニコ、と目が笑ってないことに
私はこいつは本気で、本当のバカだと思った。