第6章 愛よ、力の元となれ。
「愛されたい?そんなわけないじゃん。
殺されたいの?」
「今なら簡単には殺されない。
…そろそろ帰っていい?
あなたの相手はできない。」
はやく銀時の元に帰りたい。
銀時に触れたい。
あそこに帰りたい。
銀時達が近くにいないだけでこんなにも不安になるなんて
銀時達は私にとって大きな存在になっていた。
「ふーん。そんなに帰りたいなら帰れば?
帰れるなら、だけどネ」
彼はそういいながらにやりと笑った。
窓をあけ下を見るように私に指す。
「どう?帰れそうかい?」
一層ににやりと笑った。