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緋ノ鬼

第5章 愛はまれに狂気となる。




「ちょいとそこのねぇちゃんよ。」


一人で散歩をしているとき、

柄の悪い天人が目の前に現れた。



「……なんですか。」


朝から嫌なものに会うわ。

はぁ。

顔は動物の天人を見て

私はこう生まれてきてよかった、と思った。

だってそうでしょう?

こうやって見た目は人間で、

誰も私を天人だなんて疑いもしないし

恨まれたりもしない。


わたしが神威を恨むように。



「ちょっと時間、…ねぇかなぁ?」


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