第5章 愛はまれに狂気となる。

「ふーん、攘夷志士か、聞いたことある。」


「ないほうがおかしかろう。」


只今ファミリーレストランでございます。



「ヅラァ、お前、なにもなしに来たんじゃねぇだろどうせ。」


「そうなんですか？」


勘繰りをいれる銀時。

私は気にせずあむあむと

はじめてのハンバーグを頬張る。



「さすがだな銀時。
たしかに奢るために来たわけではない。」


「なんだよはやくいえ。」



「おいしーーー！！！
ね、桂、まだいいよね？」

はじめての食べ物ばかりで私は空気を読めないでいた。


「あぁ、よかろう。」


「やった！！」

「ワタシも食べるアル！」

「神楽ちゃんは食べ過ぎでしょうが！」


そんな私たちに桂は苦笑いし、


「まぁ、これが終わってからでもよかろう。」


「ったく…しかたねぇな。」


銀時は呆れながらも笑った。