第13章 【番外編】 影山飛雄Ⅱ
影山くんが私の携帯の画面を破壊して早1週間が過ぎた。
―放課後 第2体育館―
バレーボールの音がする。
1週間ぶりの体育館。
この1週間いろいろあって来られなかったんです。
今日も早くからご苦労さん。
ガラッ と扉をあけて
夏妃「こんにちは〜」
すると体育館には影山くんと日向くんの姿があった。
日向・影山「ちわっす!」
影山くんは申し訳なさそうな顔をしている。
夏妃「影山くん、これなーんだ」
そう言って制服のポケットの中にしまっていた新しい携帯を取り出した。
影山「それ、新しい携帯ですか?」
夏妃「そうだよ」
影山「あ、あの俺、弁償します!」
夏妃「大丈夫!お店に行ったら画面割れた場合は交換してくれるんだって、だから、気にしないで」
影山「はい。」
夏妃「というわけで、リベンジやろう!」
影山「え、リベンジってもう一回狙うんすか?」
夏妃「そう!じゃ、心の準備よろしくね♪」
そう言って私は影山くんと日向くんから離れてペットボトルの準備をしにいった。
―影山side―
ちょ、俺またあんなことしたらしたらここに顔出せなくなるんじゃ・・・。
あの1週間の夏妃さんの欠席はやっぱり俺のせいなんじゃ!
日向「・・・ま!聞いてんのか影山!おーい!!」
影山「っ!なんだよ。ビビらせんじゃねーよ」
日向「別にビビらしてるつもりなかったんだけど。
今度は失敗して夏妃さんの携帯壊すなよ!」
影山「うるせぇ、日向ボケぇ!!」
チッ日向に言われるとなんかムカつくんだよ。
ってか準備出来たっぽいな。今度はちゃんとペットボトル狙わねーと。
フー