第21章 復活
日も落ちた頃、私の部屋の扉をノックする音が聞こえた。
夏妃「開いてますよ。」
扉を開けて入ってきたのは迎に来てくれた孝支くんとお医者さんと大好きな看護師さん。
菅原「夏妃ちゃん!準備できてる?」
夏妃「出来てるよ」
医者「生野さん、毎月診察するけれど、それ以外におかしいことがあったら我慢しないで来なさいね。」
夏妃「はい。」
孝支くんは私の荷物を持ってくれた。
隣を歩く看護師さんには
看護師「イイ彼氏さんだね」
と言われた。
夏妃「彼氏じゃないですよ。でも好きです。彼がどう思っているのか分からないし、部活には私よりもっと綺麗なマネージャーいるからかなわないって言うか。」
看護師「でもこうやって色んなことしてくれてるからそのマネージャーさんより夏妃ちゃんのこと好きだったりして。」
夏妃「彼は小さい頃にたくさん迷惑かけたからって言っててだからだ思いますよ。家も近所だし。」
看護師「まぁ頑張って!進展したら教えて欲しいな♪」
夏妃「はーい」
看護師さんとお医者さんにお礼を言って私と孝支くんは病院を後にした。