第21章 復活
お医者さんからの話によると目が覚めてからの経過は良好だからいつ退院してもOKになった。
そういうわけで今日早速退院というわけにはいかないみたい。明日であれば許可してもらえるって。
それを孝支くんと一緒にみんなに伝えたら喜んでくれた。
澤村「これで烏野バレー部は全員集合ってことだな!」
夏妃「そうなるね。楽しみ!」
菅原「俺、明日迎に行くよ!」
夏妃「大丈夫だよ。そこまで迷惑は掛けられないし・・・部活とかもあって遅いと親に心配されちゃう!」
菅原「いいの!小さい時に俺が夏妃ちゃんに迷惑かけてたし、その時のお礼って言うか・・・ね!」
夏妃「そう・・・じゃあ、ありがとう。」
澤村「部長にも烏養監督にも連絡しないとな」
東峰「顧問は・・・?」
澤村「あ、伝えとかないとな(忘れてた)」
菅原「というかもうお昼だな。」
そうだ。もうお昼になっていた。時間の経つ早さに驚いてしまった。
そう言われると廊下のほうからご飯の匂い・・・
澤村「じゃあ、俺たちはご飯食べに行くか?病院に行くっていうこと以外はノープランで来てるけど。」
田中「いーっすね!大地さんの奢りですか?」
澤村「それは無い。あ、それとも田中が払うか?」
田中「えぇーっ!それは・・・」
シュンとなった田中くんを見て周りにいた私達は笑っていた。
澤村「ま、行くか、じゃあ・・・明後日だよな?ちゃんと来いよ。待ってるから!」
東峰「俺も待ってるよ」
田中くんと西谷くんは2人で一緒に頷いて「待ってますっ!」
と言ってくれた。私は「みんな、ありがとう」としか言えないけど分かってくれてるみたいだから良かった。
それに学校に早く行きたいという衝動に駆られてしまった。