第21章 復活
夏妃「今日・・・何日・・・?」
菅原「今日は5月9日もうすぐ夜だよ。」
孝支くんから告げられた日付はとっくに合宿は終わっていた。
私、どうしてこんなにも眠っていたの?
正直な所病院に運ばれた前後の記憶はないけどここが病院だと分かったのはよくお世話になっているからということと孝支くんの言動、それに家の天井はこんなに高くないから。と、いろいろ考えていると医者がやってきた。孝支くんはいないから多分外で待ってくれているんだと思う。
診察を終えた医師からいくつか質問をされた。個人の情報に関することを根掘り葉掘りと。
医者「今回は問題は無さそうみたいですね。倒れた前後のお話は外にいる彼から聞いてください。では。」
そう言い残して部屋を出ていった。しばらくしてから孝支くんが部屋に入ってきた。
菅原「夏妃ちゃん、生きててくれて良かった。あの時は凄く心配したんだから。」
夏妃「私はちゃんと生きてるよ、死ぬつもりはないよ。あと、倒れた前後の話、聞かせて欲しい。」