第20章 【番外編】 菅原孝支
―菅原side―
まさか俺が指名されるなんて・・・。
いや、弱音は吐いてらんないぞ!
俺だって一応先輩なんだから先輩らしく、
とは言ったけど、なんかミスしたら恥ずかしいな。
夏妃「・・・ーい、おーい、孝支くん、聞いてますかー?」
菅原「うへっ、き、聞いてる。聞いてるべ。」
夏妃「じゃあとりあえず、はい、ボールね。」
菅原「あ、うん。」
俺は言われるがまま反対側のコートに向かった。
夏妃ちゃんは影山と日向何か指示をしているみたい。
ちゃんと、ちゃんとやらなきゃな。
緊張してきた。ってダメだ。いつも通り、いつも通り。
夏妃「いいよー!いつでもどうぞー!」