第19章 辛い記憶
―黒尾side―
《実は、今日、生野さん病院に運ばれてきて、現在意識不明です。》
黒尾「え、」
《ですが、様態は安定した状態です。》
黒尾(夏妃、お前、またかよ。)
「夏妃の親には伝えているんですか?」
《はい、先ほど伝えさせていただきました。こちらに来られないようですので、任せると仰っており、あなた方にもお伝えしてあげてくださいと。》
黒尾「そうですか。伝えてくださってありがとうございます。」
ピッ
孤爪「クロ・・・」
黒尾「なぁ、何年前だっけ?あいつがおかしくなったのは」
孤爪「え、えーっと。たぶん俺が小6ぐらいの時。」
黒尾「もうそんな経つのか。」